『人の小過(しょうか)を責めず、人の陰私(いんし)も発(あば)かず、人の旧悪(きゅうあく)を念(おも)わず』
本当に、仰るとおりだと思います。
また別の角度から、お話ししたいことを一つ。
Web3.0が一般的にならないのは、何故か?
その理由の一つに「使う側の能力が低い」というものがあり、それはWeb2.0でも表れています。
この「使う側の能力」には暗号資産の知識などテクニカルなものもありますが、それ以外の汎用的な「使う」能力も含まれています。
Web2.0でも表れている「使う側の能力が低い」こととは、新田様がこのブログでご指摘された「間違った情報を妄信して拡散し、加害者とされている人を叩くこと」が一例として挙げられます。
また、さらにご指摘の「公益通報」ですが、本来のWeb2.0の正しい使い方はこちらであり、それができることが画期的であるとされていた理由の一つです。
約20年前に西宮冷蔵株式会社が牛肉の偽装を告発しましたが、同じ業界の人々からは裏切者扱いされた上、消費者からも「西宮冷蔵も今までグルだった側だ」と責められて、消費者のために正しいことをしたのに結果的に大変な目に遭う、ということがありました。
それ故に実名で内部告発をするのはとても勇気のいることであり、その勇気が出ない間は「消費者が不利益を被ってしまう状態が続く」ことになります。
Web2.0によって、匿名で告発できる手段ができたことは、本当に画期的ですごいことです。
しかしこの画期的な手段をブログでご指摘の「プライバシーの侵害」や、プライバシー上の些細なことでその人を叩くことに使っている、という人の方が、遥かに多いのが実情です。
(Web3.0の場合は「詐欺」という犯罪を働く人が多く「匿名で悪い行為をする人が、良い行為をしようとする人を遥かに上回る(Web2.0よりも酷い)」ということが起きているので、Web2.0のようにメジャーになることができない大きな理由の一つとなっています)。